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放射線科は電離放射線を用いて医療画像を得る事を、主な業務としています。電離放射線というのは運動エネルギーを持った電磁波・あるいは粒子線で、具体的にはエックス(X)線・ガンマ(γ)線・アルファ(α)線・ベータ(β)線等があります。中でも、千秋病院の放射線科で利用している放射線はエックス(X)線です。
また、放射線を使わない医療画像、例えば超音波(エコー)・磁気共鳴断層装置(MRI)なども放射線科の業務になっている場合があります。
千秋病院 放射線科の施設は・・・・・・・・・
【エックス線テレビ(バリウム検査等を行う装置)】
人の体を透視して見る機械ですので骨など簡単にモニタで見ることができます。 例えば、身近なところでは胃の検査で、バリウムを飲んでいただき、通常レントゲンに写らない胃をバリウムを胃の壁に付着させて写真を撮って病気を見つけています
デジタル化に伴い、撮影した画像をコンピュータを使用し、よりよい画像をつくることが出来ます。
東芝製 Winscope 6000



【エックス線一般撮影装置(レントゲン写真を撮る装置) 2部屋設置 】
皆さんがレントゲン検査で、一番、身近に受ける胸や骨の写真を撮る装置です。
使いやすいきれいなデザインの装置です。


島津製作所 製 RADIOTEX NEO


【CR装置(レントゲンをデジタル画像にする装置)】
フィルムにレントゲンを当てて写真を撮るのではなく、デジカメのように画像を覚えておく記憶装置にレントゲンを当てて写真をデジタル画像に処理する機械です。モニタで見たり、写真にプリントしたりします。
小型の1枚読み取りのCR850に加えて、複数の読みとりが出来るCR950の2台が稼動しています。
コダック製 CR950 CR850
【乳房撮影装置(乳房のレントゲン専用装置)】
乳房は、やわらかい脂肪などから、できているために専用のレントゲンの機械を使用します。
検査の時は、なるべく乳房を均等な厚さに圧迫して撮影します。鮮明な画像を得るためには重要な圧迫です。
シーメンス製 MAMMOMAT 3000 Nova
これまでのヘリカルCTでは、X線管球1回転で、1枚しか撮影できませんでした。新しいマルチスライスCTは、検出器が6列になり、1回転で、6枚撮影できるようになりました。そして撮影スピードが速くなったため、息止めの時間、回数が少なくなっています。 さらに少ないX線量で精度の高い画像が得られ、日常診療に役立っています。
シーメンス製 SOMATOM Emotion 6 (6列)
整形の骨折などの接合手術やペースメーカー挿入などの手術の手助けをしています。
フィリップス製 BV Libra
【ポータブルレントゲン(病室でレントゲン写真を撮る装置)】
重症や手術後でレントゲン室まで写真を撮りに来れない人のために病室や手術室まで出張します。
東芝製 IMC-1A(インバーター)

【骨密度測定装置 (前腕骨にて測定するタイプ)】
DEXA法による骨塩量測定は、骨粗鬆症の診断や治療の経過観察のほか、腎疾患患者の骨量変化の経過観察などにも広く用いられています。
アロカ製 DCS600EX-V
【MRI(磁気共鳴コンピュータ断層検査)】
MR検査は、ラジオ波と磁石を利用した検査で、超音波と同じく放射線を使わずに、生体内のいろいろな情報を得る画期的な検査です。
東芝製 FLEXART HYPER(0.5テスラ超伝導)
【ドライイメージャー(MRI,CT,CR,DRすべての写真をプリントする)】
ドライイメージャーは、従来のイメージャーと違い、写真現像のための現像液や水は不要で環境に優しい現像廃液も全くない画期的なシステムです。撮影したその場でプリントアウトされ、仕事の効率アップに結びつきました。
『その1 放射線と放射能の違い』
放射線には、X線やγ線の様なテレビの電波や光の仲間である電磁波と、
(機械的に、ちょうど部屋の電球と同じスイッチを入れたときだけ発生する物。)
(レントゲンを撮るときの疑問のひとつでレントゲンは、いつでも部屋の中を漂っていることはないかと疑われますが、スイッチを押した瞬間だけ発生します。)
放射線を自然に発生する性質を持った物とがあります。
放射線を放出する能力を持った物を”放射能”と言います。
『その2 農業分野への利用』
・農作物につく害虫の駆除
大量の放射線を利用して害虫を不妊状態にして絶滅させる方法です。
・じゃがいもの発芽の防止
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、放射線をあてて発芽を防止されています。日本では、じゃがいもに、利用されています。
収穫されたじゃがいもは、約3ヶ月を過ぎると発芽をはじめて商品価値がなくなります。そこで、放射線をあてることにより、長期保存が可能になり、市場に安定供給できます。
・植物の品種改良
植物に放射線を当てることにより品種改良を行う放射線育種法があります。細胞の遺伝子に突然変異利用して、人間にとって有用な物に改良されます。例えば、稲で収穫が多く、寒さに強く、稲穂が倒れにくく、なおかつ、おいしい米を作った例もあります。種蒔きから収穫の時期を短縮したり、病気に強い物にしたり、きれいな花が咲くようにしたり様々な品種改良が行われています。
『その3 工業分野への利用』
・製品を壊さないで内部の検査
製品を壊さないでx線やγ線を利用して内部を調べる検査を”非破壊検査”と言います。(他に、磁気や超音波を利用した物もあります。)
人が手術することなく、レントゲン写真を撮ってからだの内部を調べるのも同じ原理です。
低エネルギーのX線を利用した物としては、空港の手荷物検査があります。かばんをあけることなく、かばんの中の凶器などを調べることができます。
高エネルギーのX線を利用した物としては、鉄の溶接部が正常に溶接されているか調べたり、ジェットエンジンに亀裂が入っていないか調べます。
・物の厚さや量を測定する
X線やβ線は、厚いものは通しやすく、うすいものは、通しやすい性質があります。それを利用して、紙やセロファン・アルミホイルの製造過程で製品にX線やβ線をあてて透過量が少なければ、製品は厚く、多ければ薄いという様に精度の高い品質管理に利用されています。
・製品を強くしたり、耐熱性を上げる
プラスチックなどに大量の放射線を当てると、分子と分子が結合して強い分子構造になり、耐熱性の高い構造になったりします。
例えば、木材に液状のプラスチックを染み込ませて放射線を当てると分子と分子が木材の中で固まって強い板を作ります。家具やスポーツ用品に使用されます。その他、自動車のタイヤの強化・繊維の難燃加工などにも放射線は利用されています。